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泉質
基本的には酸性泉(酸性低張性高温泉)。場所(源泉)によっては硫黄泉なども見受けられる。酸性が強く水素イオン指数|pHは2前後である。この強酸性のために下流の品木ダムには酸性中和施設がある。
効能は、皮膚病、神経痛、糖尿病ほか多種多様。効能が戯れ歌になったり、恋の病以外にはすべて効くと言われたりする。
源泉は、公的に管理している大源泉が6つ存在するほか、ホテル等が所有している小源泉も多数存在する。
湯量は自噴するほど極めて豊富であり、湯温も50〜90度前後と高い。
現在は、ラジエターなどを使い高い湯温を下げているが、昔は草津節という唄を唄いながら木の板で湯船をかき回し、気化熱の原理で湯温を下げるのが特徴的な「湯もみ」が行われていた(現在も、観光客向けに実演する施設があるほか、2カ所の共同湯で実際の湯治の一環として行われている)。
主な源泉
草津温泉は、草津白根山から東へ流れる地下水に火山ガスが出会って生じていると考えられている。降ってから数ヶ月から数年の比較的新しい地下水が主体となっており、湧出量は直前の降水量の影響を強く受けている。また、白根山の山頂に近いほど水素イオン指数|pH値が低く、含有成分が多いという特徴がある。
湯畑(ゆばたけ)
:温泉街の中心部に湧く源泉で、周囲がロータリー状に整備されている。デザインは生前当温泉地に心酔していた岡本太郎の手による。湯が滝のように湧き出る姿は、他の温泉地ではなかなか見ることが出来ない贅沢な光景である。夜間は、ライトアップして湯畑を演出する期間(催し)があり、観光客の目を楽しませている。最後の滝になって落ちる箇所は以前は「大滝乃湯」(現在は町営温泉施設の名にされている)と呼ばれる露天の共同湯だった。また湯畑を取り囲むようにして、 地蔵(じぞう)・白旗(しらはた)・煮川(にかわ)など大小様々の源泉がある。ちなみに、草津温泉の地に点在する各源泉の湯畑に緑色の湯垢のようなものが散見されるが、それは温泉の成分を栄養にする苔の一種(チャツボミゴケなど)であり、生物学的にも興味深い。
西の河原(さいのかわら)
:温泉街西側の荒原地帯に湧く源泉の総称で、一帯には遊歩道が整備されて気軽に温泉が湧出する様子を観察できるようになっている。なおここには町営の「西の河原露天風呂」があるが、ここの湯は後述する万代鉱源泉から引いたものである。
綿の湯(わたのゆ)
:お好み焼き屋の下よりわき出る源泉で主に別荘地に給湯される。共同湯でこの源泉を引湯しているものはない。
熱の湯(ねつのゆ)
:湯もみショーが行われる湯小屋の湯船の底にかつては直接沸いていたが、現在は湯畑源泉を使用しており、源泉はコンクリートにより封印されている。
ゆりかご橋
:西の河原の上流部に時折湧き出る源泉で、近年はほとんど湧出しない。雨の多い年で、最大雨量が観測された翌2ヶ月後に湧くという傾向にあるが滅多に湧出せず、幻の湯の呼び声が高い。
万代鉱(ばんだいこう)
:1970年に硫黄鉱山の坑道から噴出した新しい源泉で、標高の高い地域では主にここから湯が引かれている。90度前後と非常に高温で熱交換により湯温をさげている。このとき生じる高温の真水は消雪などにも利用されている。
:「万代持ちますように」と名付けられた硫黄鉱山はこの高温の温泉の大噴出により投棄せざるを得なくなった。あまりにも激しい温泉の噴出は人間の科学力ではどうにも制御できず、また当の硫黄も原油精製の副産物でほぼ無料同然で手にはいるようになったために鉱山自体も放棄され、しばらくの間、小殺生地区で垂れ流されていた。
:しかしながら近年の技術の進歩と多大な努力により有効に活用されている。現在、草津の町に入ると近隣の山の中腹でジェットの如く高く蒸気を吹き上げてる箇所があり山火事かと見まごうほどだが、それが万代鉱の源泉である(実際に犠牲者が出ているため源泉地区は立ち入り禁止)。
:pH1.7で含有する成分も多いが、肌の弱い体質の人は皮がむけるなどのトラブルもあり、注意が必要。
:「草津は温泉が余って捨てている」という話は主にこの源泉によるもので、オーバーフローした湯は湯川の上流で派手に蒸気を噴き出しつつ投棄されている。
香草(かくさ)
:pH1.0〜1.2で有効な含有成分も多く玉川温泉 (秋田県)|玉川温泉と双肩する強酸性泉で、かつては一井旅館の別館が引湯していたが、湧出地点があまりにも奥地でかつ湧出量も僅かなため現在では使用されていない。ベルツ博士が発見し、草津の温泉饅頭|温泉まんじゅう発祥の「さいふ屋」がこの湯でまんじゅうをふかしていたという歴史がある。
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