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別府八湯
別府にはおのおの泉質や雰囲気を異にした温泉が多数あるが、そのうち代表的な8箇所を『別府八湯』と呼んでいる。元々は別府十湯と呼ばれていたが、別府町と浜脇町の合併や別府市の市制施行等により現在の市域が定まるにつれ、大正時代に、北由布村(現在の由布市)にある由布院温泉と塚原温泉を除く8箇所を別府八湯と呼ぶようになった。そして、別府十湯のうち別府温泉と浜脇温泉を除いた温泉は別府郊外八湯と呼ばれたが、郊外八湯という呼称は戦後用いられなくなった。別府八湯では、2001年3月から毎年春秋の2回、従来の別府温泉まつりを拡大した体験型イベントの別府八湯温泉泊覧会(オンパク)が開催されている。2005年6月には、『広辞苑』第五版の「別府」の項目に旧名の別府十湯の名が掲載されていたため、別府市が事実誤認であるとして広辞苑側に抗議を行った[2008年1月に発行された『広辞苑』第六版では、「別府」の項目から別府十湯という記載が削除されているが、別府八湯についての記載は加えられていない。]。 別府温泉 別府温泉は、JR別府駅東側にあり別府を代表する温泉街。駅に近く交通の便がよい。単純泉、食塩泉、重曹泉、重炭酸土類泉など多数の温泉が湧き、各泉質に応じて効能がある。温泉街は別府八湯の中では最も歓楽的な要素が強く、夜になれば飲食店や風俗店のネオンが煌く。地元民を対象とした町内会経営の共同浴場も多く、観光客も利用できる。その中のひとつ、別府駅近くの入母屋破風風の外観を持つ共同浴場『竹瓦温泉』では、温泉のほかに砂湯(温泉で温められた砂を体にかけてもらう)が楽しめる。 観海寺温泉
観海寺(かんかいじ)温泉は、別府駅西側の山の斜面にある温泉で、別府湾の見晴らしがよい。単純泉、含重曹食塩泉で神経痛・リューマチに効能がある。巨大な杉乃井ホテルとその付属施設スギノイパレスが目を引く。 明礬温泉
明礬(みょうばん)温泉は、別府市街から少し離れた伽藍岳の中腹標高400mの所にある山の温泉街で、江戸時代はその名の通り明礬を採取していた。酸性硫化水素泉、緑ばん泉で神経痛・リューマチ・皮膚病に効能がある。コロイド硫黄を含んで白濁した温泉が多いが、別府温泉保養ランドでは美肌効果の高い『ドロ湯』が味わえる。別府明礬温泉の湯の花製造技術は重要無形民俗文化財に指定されている。 鉄輪温泉 鉄輪(かんなわ)温泉は、別府市街と明礬温泉との中間にあり、別府地獄めぐりの中心に位置し、いまだに湯治の雰囲気を残す温泉街。周辺に多様な地獄が存在することから分かるように泉質も単純泉、食塩泉、炭酸鉄泉など多彩。岩風呂・砂湯・瀧湯・露天風呂などさまざまな温泉が楽しめる共同浴場『ひょうたん温泉』を代表に大小多数の温泉施設がある。周辺には別府地獄めぐり#海地獄|海地獄、別府地獄めぐり#鬼石坊主地獄|鬼石坊主地獄、別府地獄めぐり#山地獄|山地獄、別府地獄めぐり#かまど地獄|かまど地獄、別府地獄めぐり#鬼山地獄|鬼山地獄、別府地獄めぐり#白池地獄|白池地獄がある。開湯伝説によれば、一遍がこの地を整備したとされる。また一遍が開いたとされる蒸し湯がある。温泉地には秘宝館も存在する。 浜脇温泉
浜脇(はまわき)温泉は、別府駅の南約1kmの海沿いに位置し、小さな共同浴場が多い。炭酸水素泉、塩化物泉など。 堀田温泉
堀田(ほりた)温泉は、観海寺温泉の更に奥、由布院温泉へ向かう県道11号(通称大分県道・熊本県道11号別府一の宮線|やまなみハイウェイ)沿いにある静かな山の温泉。泉質は弱酸性低張性高温泉、硫黄泉。 柴石温泉
柴石(しばせき)温泉は、血の池地獄の近くにある由緒ある温泉で、895年に醍醐天皇、1044年に後冷泉天皇が入湯したといわれている。泉質はナトリウム・硫酸塩・塩化物泉など。 亀川温泉
亀川(かめがわ)温泉は、JR九州亀川駅すぐの海沿いにある庶民的な温泉街で、泉質はナトリウム・塩化物泉。一遍上人が九州に上陸した地点と言い伝えられている上人が浜(別府大学駅近く)に、別府市営海浜砂湯がある。
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